ハミングバード風である(笑)
時は1981-1982年頃、自分のまわりの音楽といえばアリス、甲斐バンド、サザン、松山千春、中島みゆき、チューリップ、オフコース...歌謡曲では松田聖子、田原俊彦、近藤真彦...時代はヤンキー全盛時代で横浜銀蝿なども聴いてる子が多かった。当時よく遊んでいたツレが文化祭の催し物としてバンドで出るというので、アリスの「今はもう誰も」を練習していたのだが、それがリアルなギターとの出会いである。人生で初めて生のギターが目の前で鳴っていた。そのギターは谷村新司モデルのMorris WJ25だったと思う。
もちろん、すぐにギターの魅力に心を奪われた。
そういう事もあって、それから半年後ぐらいのお金ができたある日、初めてギターを買いに行ったのだ。
ツレと向かったのは神戸の高架下商店街。たぶん楽器屋に行かなかったのはツレの助言があったのだろう。または、服でもなんでも当時は高架下で買うのが流行っていたのかもしれない。
神戸の高架下というのは、三宮に行くほど華やかだ。いわゆる「まともな店」「普通の店」は東方面の三宮界隈の高架下。そして西方面の元町、西元町に行くにしたがって胡散臭い店も多くなる。僕らはもちろん西を目指した。
たどり着いた店は一見すると服屋さんで作業着や部屋着などの店だったが、奥のほうにギターが4-5本ほど並べられていた。僕らのギターを選ぶ基準は「綺麗なモノ」だった。ネックの反り、ピックガード剥がれ、ブリッジの状態、ペグの状態、そんなものは知識かまだない。ただシンプルに「綺麗なモノ」を選ぶだけだった。
その4-5本の中に赤くて目立って、そして綺麗なギターがあった。ほとんど悩む事もなくそのギターを買った。まだサウンドホールからは新品の木の匂いがしていた。
確か5000円ぐらいだったと思う。ケースなどはなく、ギターを持ってそのまま電車で帰った。ただ今になって思い返すと、状態は悪くないギターだったんだろうなぁと思う。木の匂い的にも、もしかしたら新品同等だったのかもしれない。残念なのはメーカー、ブランドがわからない事だ。その時はブランドなど気にもとめなかったので全く記憶がない。
ヒントとなるのは上の写真のサウンドホールの中のラベルの形のみか...。ひし形っぽいマークとなっている。まったく無名のメーカーなのだろうけど、一応、生まれて初めてのギターだったので、メーカーぐらいは知りたいと思うようになってきた。
誰か、もしも情報などあれば教えてくださいね!
デスペラ堂
楽器と音楽の話題をメインに、食事、お出かけ、懐かしの80's ... いろいろやったこと感じたことを忘れないためのメモ
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