Greco SE380

グレコのSE ストラトタイプ

確かSEの380だったと思うが、もともとはブラックで何度か塗装をやりかえて今はこのソニックブルーに落ち着いている。

1982年製で、同82年に新品で購入。
確か人生3つ目のギターで、1つ目は名もなきハミングバードコピーモデル、2つ目はモーリストルネード。当時の音楽は松山千春、中島みゆき、長渕剛などのニューミュージック、フォークミュージックの流れがあり、アコースティックギターを好んで弾いたり弾き語りをしてたもんだが、ふと長渕剛の「碑」という曲を聴いてると、この曲のリードギターを弾きたいという気持ちが芽生えてきた。

今聴くと、ホテルカリフォルニア風味なのかな?と思うが、当時はかっこいい歌だなと思ってた。ともかく、近くのダイエーに向かうとレコード屋さんの店の端っこにズラッとエレキギターが並んでいたので、しばらく物色しつつ、店員さんに「長渕剛の曲のイントロを弾きたいんです!」と訴えたのだった(笑)
店員さんのリアクションは「あ、あぁ そうなの?」みたいな返答に困ってたような記憶がある。楽器屋さんではなくレコード屋さんだったし。
大したアドバイスもなく、会話もなく、しばらく店員さんと2人でギターを眺めてたのだが、そろそろ決めないと、といった空気だったので「とりあえずの黒」を選んだ。
家に帰って、さっそくこのグレコを弾いたのだが、イメージしていたリードギター的な音が鳴らない。シールドやアンプに繋げないとレコードのような音にはならない、って事もわからないガキだったのだ。持って帰って手にして弾いてみてそこでレコードのような音が鳴らない事に気付いたのだ!
オーバードライブがかったサウンドをイメージしてたのに、エレキギターの生鳴りの音だけで弾いてる状態でペチペチした音しか鳴らせない。しかし、それでも音をたどってギターの指板上の音を確認しながら一音一音メロディ弾いて練習してたっけ。このギターでビートルズの曲「ゲットバック」でのジョンのパートもよく練習した覚えがある。
ボディカラーはオリジナルのブラックから変わってしまってるがピックガードやPUなど当時のままで長い年月を感じる。音はボディの材からして(バスウッドなのかな⁉︎)軽い感じで、ダンエレのチップ材に通ずるような心地よいライトさがあるのでバッキングメインに向いてるかな。フロントはまるい音、リアはなかなかかっこいい金属的な鋭い音が鳴る。
バンド活動なんかしてても、なかなか出番はないヤツだけど、こいつも想い出が宿ってるギターなのでずっとこれからも持ってるんだろうね。

0コメント

  • 1000 / 1000

デスペラ堂

楽器と音楽の話題をメインに、食事、お出かけ、懐かしの80's ... いろいろやったこと感じたことを忘れないためのメモ